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相続は円満な家庭づくりが基本・円滑な相続のために本当に大切なこととは

「相続対策」というと、多くの方は相続税対策や財産の承継方法を思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし、実際に多くの相続相談を受ける中で感じるのは、相続で本当に大切なのは「財産の多さ」だけではないという事です。

不動産や預貯金などの財産を家族へ残すことはもちろん大切ですが、それ以上に重要なのは、家族間の争いを残さないことです。
実際に相続では、相続税が発生しないような比較的財産額の少ないケースであっても、遺産分割をめぐるトラブルが起こることがあります。

そのため、円満な相続を実現するためには、財産だけでなく家族関係にも目を向けた相続対策が重要になります。

相続トラブルは財産の多い少ないに関係なく発生する

「うちはそれほど財産がないから揉めることはない」
そう考えている方も少なくありません。

しかし、家庭裁判所で扱われる遺産分割調停の中には、遺産額が比較的少額の事案も多く存在します。

相続トラブルの原因は、
・不動産を誰が相続するか
・親の介護負担に差があった
・生前贈与の有無
・親との関わり方の違い
・兄弟姉妹間の感情的な対立
など、お金意外の部分にあるケースも少なくありません。

だからこそ、早い段階から相続について家族で考えておくことが大切なのです。

円満な相続を実現する5つのポイント

相続は事前準備によって結果が大きく変わります。
ここでは、家族間のトラブルを防ぐために実践したい5つの相続対策をご紹介します。

①財産の整理をしておく
まずは、自分がどのような財産を所有しているのかを把握しましょう。
・預貯金
・不動産
・株式や投資信託
・生命保険
・借入金などの負債
を一覧化しておくことで、相続人の負担を大きく軽減できます。

近年では、相続人が被相続人の財産を把握できず、手続きが長期化するケースも増えています。
財産目録を作成しておくことも有効な対策です。

②財産の分け方を決めておく
相続トラブルの多くは、「誰が何を相続するのか」が決まっていないことから始まります。
特に不動産は現金のように簡単に分けられないため、
・誰が自宅を相続するのか
・売却して分けるのか
・共有にするのか
などを事前に検討しておくことが重要です。

また、事業を営んでいる方は事業承継についても考えておく必要があります。

③遺言書を作成する
相続トラブル対策として最も効果的な方法のひとつが遺言書の作成です。

遺言書があることで、
・財産の承継先を指定できる
・相続人以外へ財産を残せる
・遺産分割協議が不要になる場合がある
など、多くのメリットがあります。

特に、
・子どもがいない夫婦
・再婚家庭
・不動産を所有している方
・相続人同士の関係が複雑な方
は、遺言書の作成を積極的に検討することをおすすめします。

④家族の代表者(窓口)を決めておく
相続が発生すると、
・金融機関の手続き
・相続登記
・相続税申告
・各種契約の解約
など、多くの手続きが発生します。

事前に家族の中で代表者を決めておくことで、情報共有や手続きをスムーズに進めることができます。
また、遺言執行者を指定しておくことも有効です。

⑤家族とのコミュニケーションを大切にする
最も重要なのは、日頃から家族間の信頼関係を築いておくことです。

相続対策という書類や税金の話ばかりに目が向きがちですが、実際には家族間のコミュニケーション不足が争いの原因になることも少なくありません。

可能な範囲で、
・財産の状況
・今後の希望
・介護や住まいに関する考え方
などを共有しておくことで、将来の誤解や不信感を防ぐことにつながります。

遺言書だけでは解決できないケースもある

近年では、遺言書に加えて、
・家族信託
・生前贈与
・任意後見契約
などを活用した総合的な相続対策も増えています。

たとえば家族信託を利用すれば、認知症による財産凍結リスクに備えることができます。
また、生前贈与を活用することで、財産の承継を計画的に進めることも可能です。

ご家庭の状況によって最適な方法は異なるため、専門家と相談しながら進めることが重要です。

相続は「財産承継」と「家族承継」の両方を考えることが大切

相続は単なる財産分配の手続きではありません。

残された家族がこれからも良好な関係を続けていくための大切な節目でもあります。

どれだけ多くの財産を残しても、その結果として家族関係が壊れてしまっては、本当の意味で良い相続とはいえないでしょう。

だからこそ、
・財産を整理する
・分け方を考える
・遺言書を作成する
・家族で話し合う
・専門家へ相談する
といった準備を早めに進めることが大切です。

まとめ|円満な相続のためには早めの準備が重要

・相続トラブルは財産額に関係なく発生する可能性がある
・遺言書は相続対策の基本となる
・財産の整理と分け方の検討が重要
・家族信託や生前贈与も有効な対策となる
・家族とのコミュニケーションが最大の相続対策

円満な相続を実現するためには、相続税対策だけでなく、家族間の信頼関係や意思の共有もかかせません。
将来の家族の安心のために、今から少しずつ相続対策を始めてみてはいかがでしょうか。





相続に不安やお困りごとがある方は初回無料相談をご利用ください。


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